鳥海山を見る東北ツーリング、全走行距離は1200kmでした・・疲れた

鳥海山を見に行くツーリングその3(鳥海山周回から宮城県へ)

仁賀保高原南展望台にて バイクツーリング

・遊佐から鳥海山周回

5月16日土曜日。朝から天気は晴れ。いよいよこのツーリングのハイライト、鳥海山の周回をする。
朝8時ころホテルを出て国道7号を北上、県道353号に右折して、ナビ通りに日本海沿岸東北自動車道の酒田みなとICから遊佐鳥海ICまでの無料区間を走行。高速道路は使わない自分ルールだが、目的に直接関係しない無料区間の高速道路は走る。たいがい、そういう道は自動車専用道であり、片側1車線、速度制限も70kmである。昨夏も秋田自動車道の無料区間を利用した。

無料区間に乗る前に、電柱や電線のない田んぼの中の視界がいい場所で朝の鳥海山の撮影をしておいた。「出羽富士」の呼称がふさわしい、どっしりとした姿である。鳥海山が美しいのは、単独峰で日本海から立ち上がっているところ、他の山が割り込んできていないことである。孤高の山という印象が深い。

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山形県酒田市豊里からの鳥海山

わずか2区間で無料区間は終了、再び国道7号で遊佐から北上。高速アクセス道の345号から7号に右折したらすぐに道の駅「鳥海ふらっと」を右手に見る。昨夏、鳥海ブルーラインを下ってきて休んだところだ。

・にかほ市から鳥海パノラマラインとグリーンラインへ

今回は鳥海ブルーラインを走ることはせず、そのまま7号で秋田県へ入り、にかほ市象潟へ向かう。しばらくは鳥海山の山すそ、日本海に落ち込むところを走っているので鳥海山は見えないが、小砂川という地区のコンビニ駐車場から裏鳥海ともいえる珍しい姿を拝んだ。なんとなくのっぺりとしていて、この山の意外な姿を見てしまった感じがする。でもよくよく考えたらこういう姿になるはずである。

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にかほ市象潟町小砂川のコンビニ駐車場からの鳥海山

さらに北上。鳥海ブルーラインと国道7号の交差点を過ぎて、県道312号(鳥海パノラマライン)に右折。もっと手前の県道58号象潟矢島線は冬季通行止めが解除されていない。したがって標高が低く雪がほぼ残っていないパノラマラインとグリーンライン(県道32号)を走り繋ぐのが鳥海山を周回するのにふさわしい。

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鳥海山とW800
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パノラマライン展望台から

パノラマラインとグリーンラインは快走路で、ハイアベレージで高原田園地帯を貫いくことができるが、あちこちに鳥海山の展望所が設けられている。そのうちの1箇所をnoteで紹介されたので、そこにはぜひ行ってみたい。「仁賀保高原南展望所」という、風車と鳥海山が一望できる場所らしい。パノラマラインから右折して1.5車線の細い道を駆け上がっていくと、複数の風車を縫うようにして道は続き、最後に広場に出た。

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仁賀保高原南展望台から(風車は写していません)

・仁賀保高原南展望台と第一展望台

ここは穴場だ。しかも鳥海山が美しい。真正面に見える最高地点は鳥海山の山頂、新山(2236m)で、そのすぐ左が七高山(2228m)である。新山からまっすぐ落ち込んでいる雪渓は、等高線を見るとかなりの急斜面。やっと鳥海山に出会えた感じがするが、もっと回り込んでかつてスキーで滑ったラインを遠めに眺めたいので先に向かう。

県道285号を使ってグリーンライン(県道32号)に移る。とはいっても、道なりに走っていくと間違いなく走り繋ぐことができる。一か所だけ右折するところがあり、そこだけ気をつければ大丈夫。
次にバイクを停めたのは第一展望台。ここも鳥海山の北面がバッチリ見える高台にあった。

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第一展望台からズーム。左の稜線に近い斜面が祓川コース。雪は豊富。

走っていくと、田園だけでなくキャンプ場やサイクリングターミナル、宿泊施設が点在している。行楽シーズンには人気の場所なんだろう。

・最後に祓川ルートの雪の多さに複雑な気持ち

そのまま走っていくと、「フォレスタ鳥海」の看板が。鳥海山スキーの時に宿泊した施設だ。だが、祓川ヒュッテのある登山口までは行かなかった。途中で雪のカベに囲まれることはわかっているので、今回は割愛。まだまだ何度来ても楽しめそうなことがわかり、徐々に鳥海山から離れていく。国道108号に乗る前に、猿倉温泉の下で最後の鳥海山を撮影。

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七高山から北東方面の斜面は完全に雪に覆われていた。猿倉ルート滑れそう

国道108号で院内方面に向かうが、途中閑散とした道の駅「鳥海郷」でトイレ休憩。数名のライダーが出発するところだった。土曜日だからライダーもこれからたくさん見るんだろう。
院内で国道13号に乗り換えて湯沢市街へ向かって北上。宮城県方面へ向かうことは自分の中で決定事項になっている。この週末は山形県の内陸の盆地では最高気温が30度に達する予報だ。それを避けて、米沢方面に向かうことは断念して、宮城県に入って仙台の南の亘理町にホテルを確保した。ここなら最高気温は23度の予報。太平洋沿岸は内陸の盆地よりも涼しいのだ。ただし、仙台という大都市を走り抜けないといけない。

・小安峡の大噴湯を見学

だから国道108号に乗ったままではなく、あえて秋田県道51号から国道398号で大崎市を目指す。今から考えてみると、県道51号のまま南下して川原毛地獄を見てくればよかった。国道398号は狭隘路になる予感がプンプンするが、ちょうど12時ころに小安峡大噴湯近くの駐車場に到着。土産物屋しかないので、ここで「焼きもち」を2個購入して昼食代わりとする。駐車場から川原湯橋の真下に位置する大噴湯を見にいく。ずっと階段を下っていくので、帰りが思いやられるが、あとで後悔するなら行くべきだ。
果たして行ってみると遊歩道の下や右手の崖から豊富な湯が噴出している。なかなかお目にかかれない景観だった。

・国道398号は車向きの快走ルートだった

どうやら駐車場のそばに食事処もあったようだが、ヘルメット装着してバイクのエンジンをかけた直後だと停まれない。
そのまま小安温泉を通過して、峠にさしかかる。路肩で水を汲んでいる車が停まっていたが、そこが栗駒神水だろう。ちょっと停めて一口飲んでもよかったのだが、もう峠にさしかかっているのでなかなか停まれない。しかし狭隘路になるだろうと予測していたのに、道幅はいっこうに狭まらない。
だんだん道路は平坦になり、県境の花山峠を経て、湯浜温泉を左手に見ながら走ると、右手に未舗装の駐車場がある湯浜峠だ。ここからは樹木の間から栗駒山が見える。栗駒山も以前鳥海山スキーの前哨戦でいわかがみ平からハイクアップして滑ったことがある(リンクは自分の旧ブログの記事に飛びます)。夏にも岩手側の須川温泉からライトハイキングした経験がある。要するに、宮城・岩手・秋田の三県境にある山であり、紅葉の時期には多くの人が殺到する。

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湯浜峠から栗駒山

・つまらない国道4号と暑い信号渋滞

湯浜峠から下って行くと右折して栗原市へ達するのだが、国道457号に乗り換えて最後は国道108号に合流。もうここからは午後の太陽を浴びてつまらない幹線道路を我慢しなければならない。
国道4号に出てひたすら南下。仙台市の北の大衡村、大和町あたりまでは片側2車線でも流れる。大衡村の国道4号沿いには、船形山に単独で登った時に前泊したビジネスホテルがあり、確認できた(リンクは自分の旧ブログのサイトへ飛びます)。
仙台市に入るころ、2車線では交通量が多くて信号渋滞が起るようになってきた。こうなると、気温の高さとノロノロ運転に苛立ちが増してくる。

・亘理町のホテルへ

ようやく片側3車線になり、今までの信号渋滞がウソのように流れ始める。国道4号は仙台市の中心街を東から回り込んで名取市へ入り、岩沼市で6号と分岐して6号に進路をとればまもなく亘理町だ。駅の東口にお城のような建物(悠里館)があり、その手前に新しいビジネスホテルがあった。ここが今宵のねぐら。駅は閑散としているが、ホテルから徒歩数分の圏内に食事処やコンビニがあって重宝した。

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