このツーリングをすることになったきっかけは、先日の投稿「明日から東北へ行ってきます」の冒頭に記した。個人的に鳥海山はいつ行っても、眺めているだけでも高揚する山なので、ぜひこの残雪の季節に見ておきたいし、いろんな角度から鳥海山を愛でたい。そういうことで、山スキーのために確保しておいたホテルはキャンセルしなかった。
・第1日目(東京〜栃木県北部)
まず1日目は栃木県北部で借りているアパートまで約160km走る。この日(5月14日)は午後から雷雨の予報だったので、朝東京を出て昼過ぎに到着した。すべて下道(一般道)である。幸い、積乱雲が発達する前に到着して、デイトナのハーフカバーをW800に掛け、買い出しも済ませた後に激しい雷雨が降ってきた。

・第2日目(栃木県北部〜福島県南会津町〜昭和村〜柳津町〜西会津町)
翌朝、ハーフカバーには水滴が乗っていたし、カバーの下は水跳ねがあってタイヤやサイドバッグ下部はゴミがついている状態だった。シトシト雨でないとハーフカバーの効果は薄いが、ツーリングに持っていくにはこれが重宝する。両端にフックが付いたベルトは、左右2か所にDカンが着いているのでそこに引っかけてステップの下に回しておくと多少の風では外れなかった。先端はフロントフェンダーの先端にひっかけ、後方ではヒモで絞っておく。
8時スタート。いつもスキー場へ向かう時に使っている国道400号で塩原温泉を抜けて尾頭トンネルを抜け、日光市の上三依で国道121号と合流、そのまま会津田島へ。朝早く、「道の駅たじま」は空いているのでトイレ休憩。バイク置き場に後からカブ乗りの男性がやってきて、少し話をした。静岡から走ってきて、会津若松である人物の歴史的な遺跡を見てきたという。荷台のシートバッグ、レッグシールド近くの小物入れなど、旅慣れている感じが一目でわかるナイスガイだった。昨夜は猪苗代湖近くの車が多めの駐車場で露営したそうだ(熊の出没が多い地域なので)。これからどこかで1泊キャンプ泊して、静岡に帰るという。こういう小排気量車で一人旅しながらキャンプ連泊していくのはライダーの鏡である。
・昭和村へ舟鼻峠を越える
南会津病院横から国道400号で昭和村を目指す。舟鼻峠を越えていくルート。頂上部分はトンネルで楽に通過できるが、狭隘部分があちこちに残っている。午前中であまりに光がいい感じで、新緑が美しかったので動画撮影しながら走っていく。すでに公開した動画のように、360°カメラをキャリアに固定して自撮り棒をなるべく伸ばして撮影することにトライしたのだが、走っているうちに振動とカメラの自重で後方に倒れてしまい、危なくカメラが路面に擦り付けられるところだった。だが「撮れ高」は意外な分だけあったので、通常の動画よりも面白いものが撮れた。
舟鼻トンネルを抜けてカメラを修正し、自撮り棒を伸ばさずにタンデム視点で撮影していくことになる。

・喰丸峠から県道32号で柳津町へ
昭和村の中心集落からは、国道400号で金山町に向かう以外はすべて峠を越えないとならない場所にある。中心集落へ行く前に右折したら、国道401号で喰丸峠を越えて小野川集落を経て会津美里町へ向かうルートになる。喰丸峠を越えたら県道32号に乗り換えて柳津町の西山温泉(地熱発電所がある)近くを経てから三島町だ。スノーシェッド内のT字交差点を直進して県道366号に乗り換え、国道252号は左折して只見線会津宮下駅近くの宮下3兄弟アーチ橋ポイントを通って只見川を渡り、国道400号に再び乗る(もっと手前から只見川を渡るルートはあるが右折しそびれた)。

・国道400号で杉峠を越えて西会津町へ
この国道400号、昭和村で金山町方面へ向かったはずだが、なぜかここから峠越えで西会津町へ向かっている。峠の名前は杉峠。国道とは思えない狭隘路で、好きな道だ。あとから地図を見てみると、峠を越えた直後に古民家蕎麦屋があったそうだが、もう少し遅く通過してそこで昼食にすればよかった。まだ11時少し前だったと思う。
だだっ広い国道49号に出て左折。西会津町の中心地区、野沢に「道の駅にしあいづよりっせ」があった。ここでだいぶ早いが昼食とする。ツーリング中の昼食はそんなにたくさん食べたくないので、もり蕎麦とかき揚げを食す。

・飯豊連峰がきれいに見えた!
昼食後は、国道49号で新潟県を目指す。23年の猛暑日に会津から下越に向かった時は阿賀野川と磐越西線沿いの国道459号で新潟県に入ったが、今回は酒田まで走らなければならないので49号で磐越西線三川駅を目指す。しかし途中で右手に残雪がたっぷり付いた飯豊連峰が見えたため、思わず停車、電柱や電線が写らない田んぼの中のポイントを求めて国道を外れ、トップの写真を撮った。
・私流・地図アプリの使い方と経由地の選び方
ちなみに、私はスマホの地図アプリで音声ナビをさせて初見の道を走ることが多いが、GoogleマップとiPhone付属の「マップ」を使い分けている。前者はマニアックな道を走りたい時、後者は丁寧な音声案内が欲しい時に用いている。Siriを使って「○×△までの道順」といえば、後者のアプリが立ち上がって案内を始める。「マップ」の案内が丁寧なのは、右左折ポイントの手前で「次の信号を通過、その次の信号で左折」などいう事前の準備ができる案内をすることだ。Googleマップは突然右左折を指示することがあるのと、不安定な時があるのが玉にキズである。
また、目的地を刻んでいく時(経由地を複数設定して案内させる時)も、「マップ」は経由地近くを通過すれば次の経由地を目指す案内を始めるが、Googleマップは杓子定規に経由地に戻そうとする。これが面倒で厄介で、バイクを止めて経由地を手動で削除しなければならない時がある。ちなみに、私が経由地として選択することが多いのが、鉄道駅である。駅前はバイクを止めるくらいのスペースは必ずあるし、トイレも使える。自販機もあってローカル駅は風情もあり、休憩にはうってつけである。
その2(新潟県編)へつづく・・・

